チェリーアイ整復術のキーポイント

「チェリーアイ」という病名を聞いたことがあるでしょうか?コッカーちゃんやビーグルちゃん、最近ではフレンチブルちゃんなどにも多くみられます。

人には無い「第三眼瞼」

「第三眼瞼の突出」とも言われますが、犬や猫特有の瞼の内側にある涙を作ったり目を保護する膜が腫れあがってしまう病気です。

整復方法は程度や経過などにより数種類ありますが、特別異常でないケースにおいては、当院ではまず「埋没法」という一番侵襲の少ない方法を選択します。

簡単に説明しますと、腫れあがっている部分の根元の内側と外側の粘膜同士を縫い合わせ、腫れている部分をその中に閉じ込めてしまってから、内科的に消炎治療を行っていくというものです。

眼球近くで行う手術。目を傷つけないよう

この方法では眼球の近くを縫い合わせるので、縫合する糸が眼球を傷つけない方法で縫う事、縫っている針が眼球を傷つけないように配慮することが重要です。

髪の毛よりも細い糸を使うので、力を入れすぎると糸が切れたり粘膜を破ってしまったりします。術者も助手も縫合の際の力加減が非常に難しい手術です。

公開日:2015/02/16
更新日:
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