会陰尿道造瘻術のキーポイント その3

この手術のキーポイントも3つ目となりました。とても繊細な手術なので、重要な点がいくつもあるせいなのかもしれません。今回は手術の後のお話をしてみたいと思います。

「痛み」は術後の一番の悩み

一般的な手術と同じように、手術の後は痛みなどのコントロールが非常に重要です。特にこの手術は、手術を行う場所が場所なだけに、痛みや違和感などを感じる子がほかの手術に比べて非常に多くなります。

術部をなめようとしたり、こすりつけようとすることはもちろん、エリザベスカラーの縁をうまく利用して術部をいじる子までいます。

犬や猫の個性に合わせた工夫を

ネコちゃんの気持ちは分からなくもないのですが、その子その子のアクションに合わせた対応がとても重要です。

たとえばカラーの縁にクッションをつけたり、治療で消毒する際は暴れて手術部位が割けないように二人体制で保定を行うなど、猫ちゃんの気持ちや次の行動を予測して安全に入院管理を行うことが重要になってきます。

公開日:2015/01/12
更新日:
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