脛骨粗面剥離骨折のキーポイント
脛骨粗面剥離骨折。あまり聞きなれない手術の名前ですが、仔犬の頃によく見られる症例です。
成長期ならではの骨折
膝のお皿は靱帯で大腿骨と下腿骨についていますが、その下腿骨側の付け根の部分がはがれるように骨折してしまった状態です。
仔犬の頃ここはよくいわれる成長板という部分で、その成長のために強度が弱く、衝撃などではがれて骨折しやすくなっています。
ソファーなどから落ちたり、走り回って転んだりなどで急に後ろ足を上げて痛がるなどが症状として見られます。
一番早く、一番良い方法
手術が一番最良の方法となり、はがれている部分に金属のピンを1~2本差して整復する手術ですので、さほど時間のかかる手術でもありません。
手術なしではとても痛がり足を使おうとしなくなるので、若さも踏まえて迷わず手術してあげることをお勧めします。
公開日:2015/06/22
更新日:
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