膝蓋骨内方脱臼整復術のキーポイント その2

今回は脱臼の程度が悪かったり、関節に異常がある際に行われる手術方法についてお伝えしたいと思います。 小型犬の場合、膝蓋骨脱臼を起こしていても痛みをさほど感じていない場合も多々あります。そのせいからか飼い主様方もあまり心配されないことが多く、気付かない間に進行し…

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膝蓋骨内方脱臼整復術のキーポイント

今回から膝蓋骨(膝のお皿)の脱臼整復についてお話しさせていただきます。前回の椎間板ヘルニアとならんで、当院で一番多い外科手術の一つになっています。 小型犬に最も多い整形外科疾患 この膝蓋骨の脱臼は小型犬で最も多くみられ、手術を受けるのもそのほとんどが小型犬です…

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椎間板ヘルニア手術のキーポイント その4

前回までで手術に関してはほぼ終了です。圧迫物質をできる限り取り除いた後は、アプローチするために剥離した背筋を縫ってよせ、縫合していきます。 手術後のケア 手術後は術部に熱がこもることがあるので、体温は維持させつつ、術野のみをアイスノン等で3~5分ほどアイシング…

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椎間板ヘルニア手術のキーポイント その3

いよいよ椎間板ヘルニアの手術も後半戦です。前回お伝えしたように、椎間板ヘルニアの手術は背骨に穴をあけて圧迫や圧迫物質を取り除く手術です。 圧迫物質を除去 背骨に穴を開けた後は周りをきれいにトリミングし、脊髄と背骨のわずかな間に詰まっている圧迫物質を『ナーブフッ…

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椎間板ヘルニア手術のキーポイント その2

前回に続いて胸椎・腰椎のヘルニア手術についてお話しさせていただきます。 骨を掘削、原因物質を除去 この手術は簡単に説明すると、ヘルニアを起こしている椎間板の前後の背骨に穴をあけ、圧迫物質を除去したり圧迫そのものを解除するという手術になります。 背骨に直接アプロ…

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椎間板ヘルニア手術のキーポイント

以前に頸椎ヘルニアについて書かせていただきましたが、今回は胸・腰椎のヘルニアについて少し書かせていただきます。 ミニチュアダックスフントが代表 いわゆる腰のヘルニアですが、皆さんもご存じのとおりミニチュアダックスちゃんの症例の数がかなり多くなっています。 首の…

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チェリーアイ整復術のキーポイント

「チェリーアイ」という病名を聞いたことがあるでしょうか?コッカーちゃんやビーグルちゃん、最近ではフレンチブルちゃんなどにも多くみられます。 人には無い「第三眼瞼」 「第三眼瞼の突出」とも言われますが、犬や猫特有の瞼の内側にある涙を作ったり目を保護する膜が腫れあ…

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頸椎ヘルニア手術のキーポイント その3

頸椎のヘルニア手術の3回目になりました。 最後まで油断ができない 手術自体も山場を通り越し、残りは今まで剥離してきた組織類などを元に戻す段階へと進みます。 1の回でもお伝えしましたが、この部位には太い神経や血管、食道・気管が集中しています。 今まで避けていたも…

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頸椎ヘルニア手術のキーポイント その2

頸椎ヘルニア手術の続きをお伝えします。気管や食道を避け、首の骨まで露出してからが本番です。 ソノキュアを使用した手術で安全を確保 専用の骨を削る医療用超音波掘削器(ソノキュア)を使用し、責任病変のある部位を掘削していきます。 この機械は刃先の大きさを変えられる…

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頸椎ヘルニア手術のキーポイント

年末、当院グループには頸椎ヘルニアを患った子が多く来院され、手術が立て続けに行われました。 この病気は手術後のリスクも高く、内科の治療で症状がコントロールできるのであれば無理に手術まで踏み込まないこともあります。 首の手術は喉からアプローチ 今回手術をした子た…

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治療は光が丘動物病院グループへ
日本で数少ない「1.5次診療」をおこなっている当グループは、
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