筋骨格系疾患

臍ヘルニア

臍ヘルニアとはへその所で腹腔内内容物が皮下に脱出することです。 俗にいわれる「でべそ」とは臍ヘルニアであることも多くあります。 へそは腹の中央部の傷跡みたいな所です。出生前にはここを通って胎児の血管や他の構造物が通過していました。出生時に臍帯を切るとこの開口部…

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脛骨粗面剥骨折

下腿の骨は脛骨と腓骨の2種類があります。その脛骨の正面上部あたりに「脛骨粗面」があります。 大腿四頭筋(太ももの筋肉)の腱が膝蓋骨(膝のお皿)を経て、膝蓋靱帯になり、この脛骨粗面に付着しています。 脛骨粗面の剥離骨折は膝関節のすぐ下の小さな骨稜が剥がれておこり…

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橈尺骨骨折

橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の骨折は前肢への外傷の結果として生じます。 骨をおおう組織が少ないために開放性の骨折(骨の上の皮膚を貫通する創傷)が生じることがあります。骨幹の骨折が最も多く、通常、橈骨と尺骨両方の骨が侵されます。 すべての年齢、品種、性の…

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変形性関節症

変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)とは、関節のクッションである軟骨がすり減ったりすることで、関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして痛みが生じる病気です。 何らかの原因で関節の軟骨が傷み、すり減ると、周囲の負担のかかっていない部位に異常軟骨や骨棘とし…

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膝蓋骨内方脱臼

小型犬の代表的な関節疾患で歩行障害や痛みを引き起こします。 膝蓋骨脱臼は全ての犬種で発生しますが、一般的には内方脱臼は小型犬に、外方脱臼は大型犬に見られます。 膝蓋骨と膝蓋骨脱臼について 膝蓋骨とはいわゆる ”ヒザのお皿”で、アーモンドの形をした骨です。この膝…

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椎間板脊椎炎

椎間板脊椎炎(ついかんばんせきついえん)とは1つ以上の脊柱の骨とそれをつないでいる椎間板が感染をおこしたものです。 椎間板脊椎炎の原因は? この感染は貫通創や脊椎周囲の感染がもとになりますが発生機序は不明なことが多く、膀胱炎や歯周炎などからの血中への細菌感染、…

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鼠径ヘルニア

動物の内臓は、通常は腹壁に守られて、あるべき位置にとどまっています。 しかし腹部に腹壁が完全にくっつき合っていない部分があると、その腹壁の「穴」から内臓がとび出し、皮膚がふくらむことがあります。これをヘルニアと呼びます。 鼠径(そけい)ヘルニアとは、後足の付け…

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前十字靱帯断裂

靭帯は強い線維組織でできていて2つの骨を連結しています。 膝の上には太ももの大腿骨(太い骨)と膝から下にはすねの脛骨(細い骨)があります。 それぞれの末端は軟骨で覆われ、その間には半月板というクッションの役割をするものが挟まっています。 大腿骨と脛骨は5つの靭…

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骨軟骨症/離断性骨軟骨炎

骨軟骨症は軟骨内に骨化が発生する全身性の疾患です。関節の軟骨部分の骨化が正常に進まないために生じます。 骨軟骨症が進行して関節軟骨や関節を破壊すると、離断性骨軟骨炎が続発します。症状が進行すると軟骨の小片が骨から剥がれ落ち、関節内を遊離する関節鼠(分離した骨片…

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股関節形成不全

股関節形成不全とは太ももも骨と骨盤を結合する股関節の形が先天的に異常な状態をいい、股関節が不安定な状態になることです。 この病気の犬は年をとるに従い股関節の関節炎をおこし、退行変性から後肢全体がびっこをひくようになります。 股関節形成不全の原因は? 先天性で遺…

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